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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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「継続」こそが楽しさの証

  • 7月1日
  • 読了時間: 2分

高校野球ももうすぐ夏の大会が始まります。

新聞やインターネットでは地方大会の登録メンバーの記事が出始めました。

私は毎年、この季節はこの登録メンバーの記事に注目します。メンバーに入ってなくても元気に野球を続けてくれていればそれで十分ですが、メンバー表で名前を見つけると「ここまで来たか」と感慨もひとしおです。


指導者をやっていて一番嬉しいことは「指導した選手が野球を継続してくれること」です。現在の中学3年生も大半の選手は高校以降での競技継続を希望していて、入団当初よりも目標も具体的になって「甲子園を目指せる学校でレギュラー争いをしたい」と口にする選手もいます。単なる「中学時代の思い出作り」ではなく、将来(=直近では高校)を見据えて技を磨いています。具体的な目標を掲げて努力する先輩たちを目の当たりにして、後輩たちも自分の将来の夢に対する解像度を高めていきます。


「高い目標=難易度が高い目標」です。簡単には達成できません。


私は高い目標を達成するために最も必要なことは「継続すること」だと思います。よく選手に「挑戦し続けている限り負けはない」と言います。仮に負けても再挑戦を目指して努力を継続している限りは「勝てるチャンス」はあるのです。でも辞めてしまったらその機会すら失います。子どもたちが将来、高い目標を達成できる人に成長するためにも「継続すること」の大切さは身につけて欲しいと願っています。


だから選手には「高校野球は最後まで続けて欲しい」と言います。

うちの息子も高校野球では最後の大会でメンバー入りを逃しましたが、裏方として練習の手伝いをしながら最後まで野球を継続してくれました。野球が上手いとか下手とか関係なく、仲間と一緒に最後までやり切ることが大事だと思います。


この「継続する力」は最終的には自分で身につけなければなりません。

最初は周囲にお膳立てされて続けることができても、周囲のサポートに依存している選手はサポートがなくなった時点ですぐに辞めてしまったり、最初から高校野球に挑戦しない選手もいます。お膳立てによって踊らされているだけなので、環境が変わると続かないんです。


高校野球はそうそう親が簡単に手出しできる世界ではありません。だからこそ中学の間に「自立すること」を覚えていく必要があると思います。


うちのチームで野球に取り組む選手は「今が楽しければいい」という短期的な快楽を求めるのではなく、「ずっと野球を続けていきたい」と思えるような楽しさを大切にして欲しいと思います。


 
 
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