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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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感謝を込めて

2月末から活動を休止していたチームも先週末から活動を再開しました。

約3週間ぶりに仲間が集まったグラウンド。

やっぱりグラウンドはいいです。


活動を再開するにあたり、新たに2つの取り組みを始めました。


①「グラウンドに対する『感謝』を明確に表現する」

我々のチームは専用グラウンドを持たず、普段はダイヤモンドのスペースすら取れない河川敷で活動しています。グラウンド練習は保護者を中心としたグラウンド確保活動によって確保されたグラウンドがある時のみです。河川敷だって、保護者やスタッフが河川事務所に使用許可を提出して練習場所として使わせて頂いています。


「ありがたい」は「有難い」です。


グラウンドで練習できることは我々にとっては「有難い」のです。


野球をやりたくてもできなかった活動自粛期間を乗り越え、保護者の皆さんが手を尽くして確保してくれたグラウンドは「有難い」です。


今までも練習の前後にはグラウンドに対しての「礼」は行っていました。

先週末からは、より「野球ができること」「グラウンドでプレーできること」に対しての感謝の気持ちを明確にするために主将の


「感謝を込めて、グラウンドに礼!」


と言う言葉に合わせてグラウンドに全員で「礼」をすることにしました。


②グラウンド内で「ありがとう」を徹底する

これは広島県の広陵高校が行っている取り組みを取り入れることにしました。


指導者がそばに居て、声をかけてくれる。

時にはミスなどに対して厳しい言葉をかける時もあるかも知れない。でもそれは選手を思ってのこと。「ありがとうございます」と応えるようにしました。


キャッチボールで暴投を投げてしまった時、取りに行ってくれた仲間に対して「すみません」や「ごめんね」じゃなくて、「(取りに行ってくれて)ありがとう」と言おう。


「すみません」や「ごめんなさい」は言った側と言われた側に、序列のようなものが残ってしまうようなコミュニケーションだと思います。だから「ありがとう」と伝えることで再び「対等な関係」に戻ってまたやり直す。そんな姿を目指していきます。


私も選手がノックバットを取ってきてくれた時などは「ありがとう」と言います。


野球は一人でやっているものではない。

我々はこの自粛期間に様々なことを学んだような気がします。


「仲間がいること」「野球をできる環境があること」

感謝は頭ではわかっていたものの、実感する機会を得ました。


もっとグラウンドで「ありがとう」が飛び交うチームにしていきたいです。

来週も「ありがとう」を徹底していきたいと思います。

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