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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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チーム内の序列


私はこれまで数百人の野球選手に出会っていると思います。

その中でひとつの傾向を感じています。

「僕はチームで一番球が速い」

「チームで一番足が速い」

と口走る選手と「チーム内でいじめに走る選手」というのは大成しないです。

両者の共通点は「闘争心がチームの外に向いていない」ことにあります。

弱いチームほどこの傾向が強いです。対外試合で負け続けると自尊心を保つために、優越感を得る相手をチーム内に求めようとするのでしょうか。

でも野球においては敵は外にいます。

優越感を得る相手をチーム内に求める選手は対外試合に出場する資格はない。

指導者の皆さん、指導者が悪気なく子どもの失敗を茶化すと、それがチーム内の序列に発展することがよくあります。

特に弱いチームでは、子どもは優越感を得る相手を探している状態ですので、特に気を配らなければなりません。

卑下される子どもが傷付くだけでなく、チームが更に弱体化する要素を指導者が産み出すことになるからです。

技術指導だけでなく「戦う心」を育てるのも指導者の大切な仕事です。


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