プロ野球や社会人野球では当たり前のことですが、練習前にその日の練習メニューが選手に事前告知されます。画像のような紙がボードに貼り出されます。

私はむしろ、小学生こそ「事前告知」を行なうべきだと思います。
監督の気分次第で練習メニューが変わってしまうチームは、監督の指示があるまで次の練習メニューの準備ができず、結果としてチーム全体が「指示待ち」のチームになってしまいます。
野球は作戦に基づいて行動する側面もありますが、厳密に言うと「指示に基づいて動く」のではなく、「自分で判断して指示に備える」ことが重要です。練習メニューが分かっていれば「ネット片付けないと」とか「ノックバット出さないと」という具合に子ども達が自分で考え始めます。
「考えろ!」と怒鳴る前に「考えさせる場面」を作ることも大事です。
あと、いつ終わるかわからない練習って、惰性になるものです。 何メートル走るかわからないのに全力疾走しませんよね? 終わりが見えるからこそ「最後の力を振り絞る」のです。 目標や目安のないものって、大人でも頑張れません。 低学年はすべてのメニューを覚えることは出来ないと思うので、ボードとかに貼り出してあげると効果的かと思います。 あと、休憩時間も時間を決めて休憩させないと、突然「さぁ始めるぞ」と練習を再開すると、休憩明けのパフォーマンスが落ちます。
(画像の出典はhttp://utemori.blog.jp/archives/51764491.html)