先週、うちのボーイズで選手全員のベースランニングのタイムを計りました。
タイムの速い遅いは個人差もあるのでいいとして、20人くらいいるメンバーのうち、数名「ベースの踏み忘れ」が発生しました。恐らく「タイムを計る」と言ったことで「いいタイムを出す」ということだけに注力し過ぎて、「すべてのベースを踏む」という意識が低下したことによるものだと思います。
どちらが大事かは言うまでもないです。
どんなに速く走ろうがベースを踏み忘れた時点でアピールプレーで「アウト」です。
子ども達には
「ホームランだって1塁ベースを踏み忘れたら記録は投手ゴロ。きちんとベースを踏むことは遠くに飛ばすよりも速く走るよりも大事なことだ。もっと丁寧にプレーしよう」
と言いました。
このページで何度か記載したことがありますが、野球は試合で発生するプレーの9割は「できて当たり前」のプレーです。残りの1割のファインプレーを目指すよりも、まずは9割の「当たり前」を確実にこなすことが、勝つためにも、良い選手になるためにも重要です。 そのためには「見た目の派手さ」に囚われない「丁寧なプレー」を習慣づけることがとても大切だと思います。
子どもの行動は「大人が何を評価するか?」で大きく変わります。 本質的に「何を求めるべきか」、そして求めたものを真剣に努力する子に育てるためには「何を評価するか?」も重要だと思います。