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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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”経験”の伝え方


昔、仕事の時に上司から「話し方」について学んだことがあります。それは「自分の見解を述べる時、どのように話せば納得感を得やすいか?」ということを目的に、「必要な要素」「話す順番」についてご教示頂きました。それは以下のようなものです。

①まずは結論。「自分の見解」を述べる

②結論に至った理由(自分の考察経緯)を述べる

③その結論や理由を補足するエピソードを添える

これを「野球の指導」に当てはめてみたいと思います。

野球経験者の方は、選手を指導する時に③だけで選手を指導したり、納得させようとするケースが多いように思います。③は①②を補完するためには重要な要素ではありますが、①②③のすべてが揃わないと、選手の納得感は得られません。

選手時代の実績がある人や、指導者歴の長い人は①と③だけで周囲は沈黙してしまいます。その場は自分の意見が受け入れられるのですが、結局は選手にその指導は身に付きません。②がないからです。

「経験」は素晴らしい財産です。

だからこそ、その「経験」を指導の場面で有効に活用するためにも、①②③のすべてを丁寧に説明する必要があると思います。特に②が重要だと思います。

私も選手時代の実績はそこそこあります。「自分の意見が受け入れられやすい」という状況に甘えず、①〜③のすべてを丁寧に伝えられる指導を心がけたいと思います。


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