「個性を生かす」「型にはめない」「自由に伸び伸びと」という教育評論家の方、多いですよね。 私自身、このページで「自律の促進」を謳っていますから、「個性尊重」を唱えるひとりとも言えます。
しかし、「個性」と「統制」は2択ではありません。最低限の「統制」の上に「個性」が積み上がると考えています。
野球チームにおいても「統制」は必要です。「サイン」は代表的な統制手段です。もしサインがなかったら選手は好き勝手出来ますが、チーム力は下がります。「練習メニュー」も統制の一種です。メニューに沿ってある程度の人数がまとまって行動することで、練習の効率が上がります。
一般社会も概ね同じ構造だと思います。窮屈でも他人と同じ事をしないといけない時はあります。何でも「個性」で片付けてはいけないのだと思います。
「個性」と「統制」のバランスを取ること。この見極めと実行は指導者として磨いていきたいと思っています。