子どもたちは練習だけでなく、試合でも幾多のことを学び、その学びを通じて選手として、ひとりの人間として成長していきます。試合を「学びの場」としての有効性を高めるためには「審判」も重要な役割を担っていると思います。
審判は公平かつ正確なジャッジが求められます。プロ野球であればそれでも良いと思うのですが、学童・中学野球では選手を成長に導くために、やるべきことが更にあるように思います。
個人的な意見ですが、上記に加えて2つの役割に期待したいです。
①選手の積極性を促す
②過剰な大人の介入を規制する
①は試合を観ていて感じることですが、2ストライク後に急にストライクゾーンが狭くなる球審が散見されます。「見逃し三振」は他のジャッジよりも球審の主観的要素が強くなるので、際どいボールに対して「三振」をコールするのは若干ですが勇気が必要です。しかし、ストライクゾーンが狭い試合は待球が増え、子どもは積極性を失っていきます。子どもたちの積極性を形成するためにも「見逃し三振」をコールすることを恐れず、広めのストライクゾーンをとって欲しいと思います。 ②については次の回で書きたいと思います。