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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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「精神論」について考察する


このページで冬練習の話を書いてから「精神論」に関する質問を多く頂くようになりました。今日は「精神論」に関する私の見解を書きたいと思います。私の見解が正解という訳ではないですが、皆さんなりに「精神論」について考えるきっかけにして頂ければ幸いです。

「精神論」または「根性論」には賛否両論あると思います。「最後のひと頑張りは精神力の賜だ」という意見もあれば、「そういう非科学的なものを推進するのはいかがなものか?」という感じですかね?「肯定派」「否定派」両方の方と会話していて感じるのは「精神論」に対する解釈の相違が存在するように感じます。

それぞれの「解釈」は以下のようなものかと思います。

<肯定派>

「困難な状況において『良い結果を出すこと』のイメージを形成し、そのイメージに近づく努力を継続的に行う姿勢を支える考え方」

<否定派>

「困難な状況において、結果のイメージを持つこともなく、その状況が過ぎ去ることをひたすら耐え忍ぶ姿勢を支える考え方」

後者って「奴隷」みたいな精神状態ですよね。世の中全体で「精神力」が後者のような定義をされれば、私も「そんなものに価値を感じない」と思うので「否定派」になると思います。私は前者をイメージしているので「肯定派」です。

「良質な精神力」を形成するために大切なのは、「自発的に良い結果をイメージして、その結果に向けて主体的かつ継続的に努力する覚悟」だと思います。ここからスタートしなければ良い結果も生まれないと思いますし、状況を乗り越えた後の達成感も薄いのではないかと思います。

我々指導者はプロセスとして選手に「負荷」をかけます。しかし「負荷」をかけるのは目的ではなく手段です。「目的」として「良い結果」をイメージしてそこを目指そうとしているか?その点を見ずして「精神論の是非」は問えないように思います。


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