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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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指導者も『体力』が必要です


私、普段は投手コーチなので、投球指導とトレーニング指導が主な役割なのですが、この週末はお休みされているコーチが多かったので、私もノックバットを握りました。

冬練のスタートとして選手全員の個人ノックを実施。私も8名の選手を相手に合計で約3000(正確な本数は分かりませんが)本のノックを打ちました。今日は二の腕と腰が軽い筋肉痛です(^_^; 守備練習においては「ノッカーの意図」がその練習の質に大きく影響します。私の場合はノックを打つ時には3つの段階を設定します。

①選手の癖や傾向を掴むフェーズ

②把握した癖を矯正するフェーズ

③矯正した『型』を記憶させるフェーズ

①ではいろんな種類の球を打つことで選手の「足運び」「ボールへのアプローチ」などを確認しながら「得意な動き」「苦手な動き」を把握することに努めます。

②では特に「苦手な動き」に着目して、緩い打球だけで「得意:苦手=1:2」くらいの比率で打ち、正しい型でアプローチさせることに注力します。「1:2」にしているのは苦手なことばかりやらせると選手の気持ちが折れてしまうので、モチベーションを維持するためです。

③では②で行なった『型』を定着させるために打球に角度や緩急を付けて、「得意な型で入れる確率を高める」ことを目指します。

今回は30分の個人ノックだったので、①=5分、②=15分、③=10分くらいの配分で打ちました。この30分を密度高いものにするためには「打球方向、緩急を自在に操る」ことが必要で、そのために体力が必要です。

来春に上位進出を狙うためには守備力強化は必要ですし、そのためには私も体力をつけて長時間のノックでも打球を自由自在に操れるよう、努力が必要だと実感した週末でもありました。


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