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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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左利きの宿命


私は左利きで、小学生の時は外野手でした。リトルリーグの頃、当時の監督に以下のことを言われたことがあります。

「右利きの外野手と左利きの外野手では、送球がシュート回転するのは全く意味が違う。内野手は右利きが多いので、左利きの外野手が投げたシュート回転の送球は中継に入る内野手の右側、つまりグローブをつけてない手の方向に曲がる。当然中継プレーが遅くなったり、ミスが起こる確率も上がる。」

当時、私が居たチームに外野手は10人以上居て競争はし烈。私は試合に出たかったので、送球のシュート回転を必死になって直しました。高校生になって本格的に投手になりましたが、あの時シュート回転の送球を直していなければ、投手は無理だったと思います。 当時の監督にとても感謝しています。

小学生の時は投げる距離も短く、送球の速度も遅いので、シュート回転をしてもそれほど多いな影響は顕在化しません。しかし中学生くらいになると投げる距離も長く、球も速くなるので送球の曲がりも大きくなります。中には4〜5m曲がる子も居ます。風の影響を受ければもっと曲がることだってあります。 うちのチームにも左利きの選手は居ます。

小さな課題は将来の大きなリスクになることもあります。当時の私も「左利きだけリスクが高いって不公平だ」と思いましたが、宿命なので仕方ないです。自らの努力で克服するしかありません。 この季節はそういった課題を克服することに時間を費やすチャンスでもあります。焦らずじっくり課題克服を支援していきたいです。


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