top of page

東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

「Blog更新のお知らせ」を受け取り希望の方は下記にメールアドレスを入力してください

送信ありがとうございました

”おっきな子ども”を輩出したい


グラウンドで笑う、泣く、指導者をしているといろんなシーンに出くわします。どのシーンにも意味があり、背景がある。

野球は心理戦の要素もあります。本来は感情を押し殺して、常に冷静にプレーすることが理想です。しかし、私は子どもの頃にはグラウンドで感情をあらわにし、泣いたり笑ったりしても良いのではないかと思っています。

感情を押し殺すことはそれほど難しくありません。 「感じること」をやめてしまえば、怒ったり泣いたりすることはなくなります。悔しいからこそ、その悔しさを二度と味わいたくないから努力する。嬉しいからこそ、また嬉しさを味わうために努力する。

「感じること」の感性を磨いてこそ、努力ができて、他人の痛みが分かる人間になれるのではないかと思います。

子どもには大人のような物分かりの良さは必要なく、子どもらしい豊かな感情こそが必要だと思います。感情をコントロールすることは、豊かな感情を蓄えてからでも良いのではないかと思います。

泣いたって良いじゃないですか。子どもの涙を抑え込むのが大人の役割ではなく、悔しさを乗り越えて、次に喜びを掴む手引きをすることこそが大人の役割だと思います。

私が育てたいのは『ちっちゃい大人』ではなく、『おっきな子ども』だからです。


bottom of page