「やる気がない」「やる気がある時とない時でムラがある」という子が周囲にいませんか? 「やる気」というのは感情のひとつなんですが、「やる気の源泉」というのは個人差があります。上記のような子は大きく分けて2つの原因があるように思います。
①良い結果が期待できないとやる気が出ない
②周囲に盛り上げてもらえないとやる気が出ない
大人の世界でもそうですが、「仕事で安定的に良い結果を出し続ける人」というのは「やる気」を創り出す能力が高いように思います。不利な状況でも楽観的な結果を想像したり、逆境の中でも状況を肯定的に捉える能力が高いです。
幼い子はこの「やる気を創り出す力」が弱いので、指導者などがやる気を引き出すような働きかけを行うのですが、「やる気を出させる」ということだけに終始してしまうと「やる気の源泉」を自分の外に求める子に育ってしまいます。
「やる気を殺ぐような指導者」は論外ですが、やる気を出させるだけでなく、「自分でやる気を創り出す方法」を教えていかなければならないように思います。
①楽観的な予測を立てる考え方
②物事を肯定的に捉える視点
特にこの2つが大事だと思います。
物事を批判的に見たり、悲観的な側面に着眼しやすい指導者のもとでは「やる気を作り出せる子」は育ちにくいように思います。
指導者には「ポジティブシンキング」」が必要だと思います。