昨日は球場を借りての体験練習会。 天候が良くない中でたくさんの体験生にご参加頂きました。小雨がパラつく中で、体験生は元気良くプレーしてくれました。今年の体験生は例年に比べてバッティングが良くて誰が入ってきても鍛え甲斐があって楽しみです(^ ^) 少しグラウンドがゆるくなってきた時、体験生はあがってもらって、うちの選手だけでシートノックをやりました。ノッカーは私。マウンドに選手全員を集めて「このコンディションで守備練習をやる目的」を1分間で伝えました。
「俺たちはまだ強豪チームではない。俺たちが強いチームに勝つためには『雨はチャンス』だ。足元がゆるく、ボールが滑りやすいコンディションで相手よりも普段に近いプレーができれば勝てる確率が上がる。
技術的には『早くボールに寄ること』と『ボールを深く握ること』。この2つを徹底して15分間全員で集中してやり切ろう!」
「15分」と言えば、絶対に15分間で終わります。選手との約束ですから。選手は機敏に動きながら、送球ミスも少なく取り組んでくれました。
コンディションを言い訳にせず、むしろ「機会」と捉える。こういう選手は猛暑の試合や雨の試合で結果を出します。そしてそういう選手は、高校に進学した時、高校の環境への適合も早いです。
自ら「やるぞ!」という気持ちを創れるに越したことはないですが、そこはまだ子どもです。気持ちを創れるまでは大人のサポートが必要だと思います。 選手の体調を考慮して午前中で練習を終了しましたが、私も昨日はずっとベンチに戻らなかったので選手以上にびしょ濡れになりました。でもシートノックを終えた後の選手の表情を見ると、少しですが選手と心が繋がった気がしました。