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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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『作戦の重み』を噛みしめる


今春の公式戦初戦の日程が決まり、少し実践的な練習を組み入れるようになってきました。今日使用したグラウンドはブルペンがなかったので、投手の投球練習を兼ねてサインを出しながらのバント練習に多くの時間を割きました。「投球練習」「守備」「バント」「走塁」「サイン確認」など様々な要素を盛り込めるとても効率的なメニューです。

うちにはバントが苦手な選手がたくさん居ます。しかし強力打線でもない我々が得点を稼ぐ上で、バントは大切な作戦です。練習前に選手にはこんな話をしました。

「俺はチームというのはいろんな選手がいていいと思う。『長打力がある選手』も居れば『守備が得意』とか『脚には自信がある』など、選手が個性を持つことは悪いことではない。しかしバントというのは『作戦』だ。『作戦』というのは全員が個性を犠牲にしてでも徹底しなければその効果は限定的なものになってしまう。『作戦』を確実に実行することは『仲間との約束を守ること』に等しい。仲間から信頼される選手になるためにも、『作戦』は忠実に実行できる選手を目指そう。」

今日の練習はみんなよく声を出し、一生懸命走りました。チームの雰囲気も上昇傾向です。サインミスもほとんどなくなってきました。まだまだ技術的な課題もありますが、野球選手として大切なことを日々学び、試行錯誤しながらも動くことで成長が感じられます。「このチーム、何とかなるかも?」と手応えを少しずつ実感しつつあります。

明日も寒くなりそうですが、私もグラウンドの中で選手に交じって精力的に動きたいと思います。

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