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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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バットを振れる選手


今日は前日の雨の影響で朝練を休みにしました。

朝はずっと打撃指導しています。今のチームは私が監督に就任してから、打撃の時間を増やしています。平均的な中学生と比較して打撃に課題のある選手が多いということもあるのですが、「打席でバットを振れる」ためには様々な要素が必要だと思っているからです。

①基礎的な体力

硬式野球は脚力を使って振らないと打球は飛びません。強い打球を打つためには基礎体力を向上させる必要があります。

②地道な努力を厭わない姿勢

繰り返し振ることで型が形成されます。そして幾度の失敗にもめげず努力を繰り返すことで自分の型を手にいれることができます。

③細部にこだわる執着心

バットの芯は縦に数センチズレるだけで結果が大きく異なります。「もっといい打球」を求めて数センチの誤差を詰めることを厭わない執着心が必要です。

④良い球を見逃さない積極性

どんなにフィジカルな技術が高くても、積極的に振れない選手は良い球を見逃したり、「打つ」という決断が遅れてボールに差し込まれることがあります。「打つ」という判断をするための情報収集や決断力、行動力が求められます。

私はこれらの要素は打撃に限らず、野球選手にとってとても重要な要素だと思います。「闇雲に振り回す」のではなく、「深い見識と強い意図、そして確かな技術を兼ね備えて振れる選手」は必ず上記の4要素を持っていると思います。

成長プロセスにおいてボール球に手を出すこともあるでしょう。しかし「ボール球」を「振らされた」のか「打とうとした」のかによって「ボール球を振る」の意味が違います。後者のような「ボール球を振る」はあまりうるさく言わず、黙って見守ろうと思っています。それは良い打者になる過程で必ず通る道だと思うからです。

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