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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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悔しくて涙する


歳をとったせいか、涙脆くなった気がします。ただグラウンドで泣くことは現役時代を含めてありません。たった1度のエピソードを除けば。

それはリトルリーグの時です。当時私は極度の打撃スランプでした。上級生に混じって試合に出ていたのですが、1学年上の投手のストレートに差し込まれ、凡打を繰り返していました。監督からは「あとボール2個分くらいヘッドが走れば、お前は打てる」と言われ、必死でバットを振りました。でもこの「ボール2個」がどうしても詰められなかったのです。「原因はわかっている。対処しようとしている。でも結果が出ない。こんなに振っているのになぜ結果が出ないんだ」と思うと、悔しくて、情けなくて、でもどうしようもなくて、思わずグラウンドで下を向きずっと唇を噛み締めました。声は出さなかったけど、涙が止まりませんでした。多分、私の野球人生の中で一番悔しい思い出です。

その経験があるからでしょうか?私は「野球の技術を極めていくこと」って本当に厳しい道だと思います。思えば、私の野球人生は「思い通りにならなかったこと」の方が多いような気がします。

イチロー選手が日米通算4000本安打を打った後の会見で「4000本打てた秘訣」として「8000回の屈辱に耐えて努力してきたこと」を挙げていました。凄く共感しました。 うちの選手にも屈辱と正面から向き合える選手に育って欲しいです。

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