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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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就任初勝利


昨日も球場を借りての試合でした。『少年野球指導者のひとり言』を通じて知り合った方から試合のお申し込みを頂いて実現しました。私は「日曜日は全部試合にしたい」と思っているくらいなので有難いです。

序盤は先発した投手の調子がいまひとつ上がらず、相手チームに長打を連発されて苦しい展開。2-6で迎えた最終回の攻撃も2アウトまで追い込まれた時、投手のところである故障明けの選手を代打に送りました。故障中も松葉杖をつきながら準備や後片付けを頑張っていた選手です。もともと打力のある選手でもあったので、期待して送り出しましたが結果は死球。すると彼は「よっしゃーっ!」と大きな声を出して一塁へ。その一言でベンチにもスイッチが入りました。その選手、実はチームNo.1の俊足。ベンチからは「Go!Go!Go!・・・・」と大きな掛け声がかかり、その声に後押しされるように盗塁成功。そこから相手のミスなどもありながら打線が繋がり一挙5点で大逆転。 その裏の守備は先日雨の中で先発した投手が小気味よい投球で1イニングをピシャリと締めてくれました。 私はこの試合、流れを変えたのは代打に送った彼だと思います。私は「どんな状況でも自らを鼓舞し、仲間の士気を高められる選手を起用する」という方針を掲げています。彼はそれを実践し、流れを手繰り寄せてくれました。彼の気持ちに応え、声を出したベンチも含め、また「目指している姿」に近づけた試合でした。

試合後のミーティングで。

「今日の試合は新体制初勝利だ。俺も嬉しい。キミたちに勝たせてもらった。ありがとう。今日は最終回にみんなでつないで勝利を手繰り寄せた。今までだったら相手がミスをしても見過ごしていたけど、今日は見逃さずに得点に結びつけられた。もっとこういう試合をやっていこう。俺たちもっと勝てる。」

次の公式戦は関東有数の強豪チームとの対戦が決まりました。大苦戦が予想されますが、「目指した姿」を追い求め、子どもたちと一緒に元気良くやりたいと思います。


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