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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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目標設定能力を磨く


投稿休止を発表してから約5ヶ月。 今日から少しずつですが再開しようと思います。前よりはゆっくりと投稿させて頂きますが、皆様よろしくお願いしますm(_ _)m

「やらされる練習」ってよく聞きますよね? 指導者が命令して厳しい練習を課す。選手は受動的にその練習を消化する。暗い表情の選手。周囲は「やらされてる感じ。もっと練習内容を工夫しなくては?」「もっと自主性を育む練習メニューを」といった声。本当にそうでしょうか?

例えば反復練習はとてもつまらない練習です。でも野球に反復練習は欠かせない要素だと私は思います。なぜなら「投げる」「打つ」どちらも動作再現性が重要で、再現性を高めるためには繰り返し練習することは避けられないプロセスです。私は投手が専門ですが、反復練習が苦手な投手は制球力が悪い傾向が明確に見られます。 私は「目標設定」に問題があるのでは?と思います。

「やらされる練習」の時、「指導者の目標」と「選手の目標」の関係は

「指導者>選手」となっているはずです。このギャップが「やらされ感」の原因となっている要素だと思います。そしてギャップを埋める方法は2つです。

①指導者が目標を下げる

②選手が目標を上げる

①は結構簡単です。でも①を繰り返していると短期的には選手がやる気を出したりするのですが、長い目で見ると選手の向上心が育たないだけでなく、指導者自身も妥協しやすくなると思います。

一方で②の場合。高い目標を持った選手は同じメニューを課してもその精度や密度に大きな差が出ます。ガミガミ叱ってやらせたり、手頃な練習内容で手を打つくらいなら、「目標設定能力を磨く」ことに時間を割いたほうが良いのではないかと思います。

「目標設定能力を磨く」は野球指導者に限らず、親御さんが手がけることも可能です。

「常に高い目標を掲げる」という姿勢が磨かれれば、きっと充実した取り組み姿勢が形成されると思います。

”目標がその日その日を支配する” です。

次回は少し日を置いて、「目標設定の方法」について書きたいと思います。


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