top of page

東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

「Blog更新のお知らせ」を受け取り希望の方は下記にメールアドレスを入力してください

送信ありがとうございました

集中力を養う


野球には「結果に囚われず挑戦しなければならないプレー」と「結果に拘らなければならないプレー」が存在します。後者には「もういっちょ!」はありません。スクイズは空振りしちゃうと三塁走者が刺されるし、二死三塁でエラーするとほぼ100%失点します。投手は3ボールになると2ストライクまではストライクゾーンで勝負しなければなりません。「次がある」ではなく「ここで決めなければ次はない」のです。集中して「1回で結果を出しに行く」という気持ちを創り出すことも必要です。

私は「再現性を求める時」と「集中を求める時」はメニューを別にします。

練習にあまり多くの目的を求めると、中途半端になって成果が曖昧になるためです。

「集中力を求めるメニュー」をたてる時に留意するのは以下の点です。

①ノルマを決める(量・タイム・競争・質など)

「集中」とは「最後まで質を落とさずやりきること」です。だからこそ目標を明確にする必要があります。走るメニューなら「タイム」や「競争」形式にしたりすることで、終わった時に達成感を感じられるようなルールを設定します。

②不可能なノルマは設定しない

「絶対無理」といったノルマを設定すると、「どうせできないし」といった考え方など、「できない自分」を受け容れる癖がついてしまうので、「頑張れば届く」レベルで設定することが必要です。学校等で競争に慣れていない現代の子には、「ノルマ設定の加減」は結構大事です。

③「ノルマ」は事前に通達する

「量の追加」「タイムの変更」は絶対にしない。 「目標タイム」や「量」を設定してたら、できるだけ途中で変えることは避けましょう。途中変更を繰り返すと、選手は「どうせ変わるから」とノルマを達成することに集中しなくなってしまいます。

「反復」「集中」どちらも大切なのは「質」だと思います


bottom of page