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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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筋力UPは下半身から


以前、ボクシング中継を観ていた時に解説のジョー小泉氏が「ボクサーは下半身に太い筋肉をつけないようにトレーニングする」という話をしていました。体重制限のあるボクシングでは筋肉を上半身に集めた方が軽い体重で強いパンチを打つために効率的だということでした。「なるほど」と思います。

野球選手は中学生くらいから体重を増やすことが求められます。スピードとパワーをバランスよくかね備えるためにはある程度の体重が必要だと思います。そのためにしっかり食べて体重を増やさなければならないのですが、私はまず下半身のトレーニングと食育を並行させることで「下半身中心の増量」が先決だと思います。

理由は以下の3点です。

①上半身中心に増量すると体重の増加に下半身強化が追いつかず、スピードを落とすことがよくある。

②上半身を中心に増量すると上半身の動きの速さに下半身がついていかないため、下半身の故障につながるケースが多い。

③下半身は「歩く」という基礎運動があるため上半身に比べて筋肉が落ちにくく、体重や基礎代謝が安定することでコンディションを保ちやすい。

うちには高校1年生の息子がいます。

息子は高校に入学した時、1年毎に目標を立てました。

1年生・・・高校野球のスピードに対応できる身体を造る

2年生・・・たくさんの試合に出て経験を積む

3年生・・・絶対的なエースになる

この目標に沿って学校では走り込み中心のトレーニングを行なっています。入学してから体重は7kg増えました。来年春までに目標としていた体重まであと3kgです。ほぼ毎週登板機会がありますが、故障なく過ごせてきたのも下半身強化を中心にトレーニングを積んできたからだと思います。

「雪に耐えて梅花麗し」

野球選手はこれから基礎トレーニングの季節になります。 試合まで日程が空くこの時期に下半身をしっかり鍛えて、春に大きな成果が挙げられるよう、備えて欲しいです。

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