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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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反復練習の成功体験


このページで何度か触れていますが、私は生まれもっての「左利き」ですが、唯一「字を書くこと」だけは右手で書きます。理由はもちろん「練習したから」です。

私は小学校に入学するまで字を書く練習を一切しておらず、小学校で授業を受けても「ノートをとることができない子」でした。しかも字を書くようになっても「字が下手」「書くのが遅い」「左手で書く」だったので、友達にからかれ、どんどん字を書くことが嫌になりました。

「勉強しない素質に溢れた子供」だった私を救ってくれたのは小学1年生の時の担任の先生です。

先生は私に

「夏休み中、他の宿題は全部やらなくていいから、毎日1枚、右手でひらがなの書き取りをやりなさい。」という宿題を課しました。

夏休みで約40枚の書き取りをやり遂げた時、私の「字を書くコンプレックス」は解消されていました。40枚の書き取りを提出した時に「初日と最終日で比べると見違えるほど上手になったね」とみんなの前で誉めてくれました。

これは私の学校での

「初めての成功体験」です。

因みに私、小学生の間に書道は4段まで昇級しました。

闇雲に反復練習を崇拝するつもりはありませんが、繰り返し取り組むことで「質の変化を実感する」という体験は必要だと思います。「ただ繰り返すことだけ」だと質の変化を実感できないので意味がないと思います。 野球も同じだと思います。 基礎技術は「いつでも同じプレーができる(=再現性)」がとても重要です。選手に反復練習を課す時に「質へのこだわり」を形成できるかどうか?で技術習得の効率は変わります。

そして「質へのこだわりの形成」はグラウンドだけでなく、ご家庭でも、野球以外の場面でもできることだと思います。

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