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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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機会創出こそが指導者の仕事


「選手が頑張りました。私は何もしてません。」

甲子園で優勝した監督さんのインタビューでは、よくこんな言葉を耳にします。「選手のおかげ」と言いながらもその表情に後ろめたさはなく、やはりどこか自信に満ち溢れています。まあ日本人には「謙譲の美徳」があるので、「俺のおかげで優勝できた」なんていう人は少ないんですが。。。

私は指導者は「選手の機会創出」に注力すべきだと思います。

①「技を磨く『機会』」の創出

②「鍛えた技を発揮する『機会』」の創出

機会を活かすかどうかは選手次第です。指導者が繰り返し①または②の機会を創ることで、やがて選手はその機会を活かし、技を磨き、鍛えた技を活かすのだと思います。前述の指導者の心の奥底にある『自信』は「機会を創ってきた」という自負から来るものではないかと推測します。

さて今の現場ではどうでしょうか?

野球の世界にはネガティブなペナルティがたくさんあります。体罰に対して厳格になっている(それはそれで良いことですが)ために「罰走」といった課題を課すペナルティよりも「懲罰交代」「出場停止」といった機会を奪うペナルティが増えているように感じます。

「俺の方針に従えない選手は使わない」

みたいなことを言う方も居ますよね?

なんか陰湿に感じませんか?

私なら「自分の言うことを聞かない選手が試合で結果を出せるか見てみたい」と考えます。一応指導者なので「成功する確率が高い方法」を提案しますが、確率が低くても「やってみたい」ということであればやらせますし、その時には一緒に結果を見届けます。そう、「挑戦の機会」を創ることも重要です。

「打率に囚われたくない。だから目標は200安打」 よくイチロー選手が言っていた言葉です。 我々は選手に1打席でも多く立たせることが仕事だと思います。


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