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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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野球の競技特性について考える


これは数年前に野球選手の保護者に対して、「野球とはどんな競技なのか?」「野球選手にはどんな素養が求められるのか?」について、私なりの考え方をお話しさせて頂いた時の資料(抜粋)です。

「私は野球はわからないので指導者にお任せしています」という保護者も少なくない中ですが、保護者の皆様にも少しでも野球の競技特性を知ってもらいたいと思ってお話させて頂きました。

細かな技術的なことは仮に分からなくてもいいと思います。でも

①我が子が向き合っている「野球」とはどんな競技なのか?

②上達するにはどんな要素が必要なのか?

③野球をやっているとどんな成長が期待できるのか?

ということを少しでも知ってもらうことが、よりお子様を効果的にサポートして頂くために必要なのではないかと思ったのが、この話をしようと思ったきっかけです。

ご静聴頂いた保護者の皆様にどれくらい伝わったかは分かりません。

しかし、指導者は自らの考えを明確にし、周囲に理解を求める行動も必要だと思います。時には明示したものとは違う行動を取ってしまう時があるかも知れません。その時には指摘をもらい反省して改善すれば良いと思います。

野球は試合中にルールが変わったりはしません。あらかじめ決められたルールに則って勝敗を競います。レギュラー争いやチーム内での評価もフェアーにやるべきだと思います。指導者は自らに課したことが実行できていない時、結果が出なかった時には責任をとる。それくらい自らを律して取り組んでこそ、選手も競技に対して真摯に取り組んでくれるのではないかと思います。

指導者によって様々な考え方があると思います。「どれが正しい」といった狭義な正解はないと思います。正解はあらかじめ用意されたものではなく、関係者の不断の努力により作り上げるものなのかも知れません

決めたことに対して真摯に取り組んで「チームにとっての正解」を探し、結果が出なければやり方そのものを見直す謙虚さが必要だと思います。

「監督の好きなように」という方もいますが、好きなようになんてできません。

チームは指導者の私物ではないのですから、結果が出なければ好きなこともやめなければならないし、嫌いなことにも取り組まなければならない時もあります。

選手も指導者も同じだと思います。


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