top of page

東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

「Blog更新のお知らせ」を受け取り希望の方は下記にメールアドレスを入力してください

送信ありがとうございました

検索

「手間をかける価値のあるチーム」を目指す

  • 1 時間前
  • 読了時間: 3分

先週、新年度初の「草刈り」を実施しました。


うちのチームは普段、鶴見川の河川敷を使って練習しているので草刈りは必須とも言える作業です。体験練習に参加した選手や保護者にも「うちは草刈りがあります」ということはお伝えしています。シーズン中は大体2週間に1回くらいの割合で作業を行なっていて、保護者の皆さんには「来れる時だけお手伝いお願いします」と呼びかけています。 保護者に義務化しているわけではないので、私1人で作業する時もあります。 私もチームの一員ですからそれ自体は苦ではありません。野球を教えること以外にもチームに貢献できる方法はいろいろありますし、できることは何でもやります。 草刈りは私も最初は面倒だと思っていましたが、やってみると終わった時にすごい達成感があるので私は意外と好きなんです。最近は「やってみると結構楽しいですね」と言ってくださる保護者も出てきました。

最近は「手間がかからない」をアピールするチームが増えました。うちもひと昔前の野球チームに比べれば保護者の仕事は少ないです。練習中は保護者に義務化している仕事は何ひとつありません。しかし「手間がかからない」をアピールすることよりも「手間をかけたい」と思ってもらえるようなチームを目指しています 一番大切なことは「選手が本気で頑張ること」だと思います。綺麗に草が刈られた河川敷で選手が本気になって野球に取り組むこと。これがあってこそ草刈りを手伝ってくれた保護者が自己効力感を感じていただけるのではないかと思っています。うちはスタッフが手薄ですが、一部の保護者が練習時に私の手が回らない部分に目を見張らせて自発的にネットの補修などをしてくれたりします。これは選手が一生懸命練習しているからだと思います。


もちろん、すべてのご家庭が同じような頻度でチーム活動に参加できるわけではありません。土日にお仕事をされている保護者もいらっしゃいます。ご自身のできる範囲で「善意には善意で応える」という姿勢をお願いしています。 私が注力すべきことは保護者が「自分もチームに貢献したい」と思えるくらい選手が本気で野球に取り組み、日々選手の成長が感じられるようなチームをつくることだと思っています。もし「めんどくさい」と感じる保護者がいるとしたら、それは保護者が悪いのではなく、まだ私のチームづくりに対する努力が足りないのだと思います。「自分もチームに貢献したい」と思って頂けたら、貢献の形は人それぞれですし、参加率とかそんな表面的な指標では測れないものだと思います。


一方、チームのために働いてくれる保護者や仲間を見て何も感じないような選手はきっと野球も上手くらならないです。「他人の期待を感じ取る感性」「他人の期待に応えようとする責任感」は「結果を出せる人間」に不可欠な要素だと思います。自分の都合を優先する人間や他人を利用することばかり考えている人間はやがて組織から孤立します。 チームワークとは「仲間のために必死で頑張る姿」の集合体です。 うちのチームは「家族みんなに応援される選手」を目指しています。 先日の草刈りでは多数の保護者や選手の弟さん、妹さんもお手伝いに参加して頂き、少し目指している姿に近づいているような手応えを感じました。


「自己の欲求を満たすだけの楽しさ」は「他人と分かち合える喜び」に比べたらその中身は陳腐です。より濃厚な「他人と分かち合える楽しさ」をは他人の心に思いを馳せ、人の痛みを知り、他人と協働してこそ得られるものだと思います。

 
 
bottom of page