top of page

東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

「Blog更新のお知らせ」を受け取り希望の方は下記にメールアドレスを入力してください

送信ありがとうございました

もう一度「キャッチボール」を見直そう!


いつも申し上げているように私は中学硬式野球の指導者です。

新入部員選手の出身チームは「学童軟式野球」「少年硬式野球」「ソフトボール」など様々ですが、どの選手にとっても共通の「変わること」があります。

それは「距離」です。

中学生以上になると「フルサイズ」と呼ばれる大人と同じサイズのグラウンドで試合をします。「投手ー捕手間の距離」「塁間」「スタンドまでの距離」すべて大人と同じです。これ、選手にとっては結構な負担となります。

先週末、来春入団予定の選手を対象にキャッチボールを指導しました。広くなったグラウンドで体の負担を少なく投球することで故障を回避するためです。うちのチームではキャッチボールを5段階に分けて行います。

①第一ステップ

正対した状態で「回内動作とスナップスローの基本」を身につける練習

②第二ステップ

足を踏み出した状態から「股関節と内転筋を使って投げる」練習

③第三ステップ

同じく足を踏み出した状態から「体重移動を活用して投げる」練習

④第四ステップ

軸足で立って軽くジャンプをして「ステイバックを身につける」練習

⑤第五ステップ

歩きながら体制を整えて「足運びを整えながら投げる」練習

傍目に見てるとなかなか地味な練習なのですが、フルサイズに対応するためにも「腕に頼らず、股関節や内転筋など、『下半身の力を最大限活用する投げ方』の習得」を目的に結構丁寧にキャッチボールの方法を教えました。

腕を強く振ると投球方向に強い体重移動が起こるので、当然踏み出した足への負荷も上がります。だからこそ足を強く踏み込んで投球強度の高い腕の振りを受け止める『備え』が必要になります。私はたまに選手に対して打撃投手を行いますが、腕が疲れて投げられなくなることはなくて、だいたい先に足が弱ってきて投げられなくなります。それくらい足は重要なのです。

今週も体験練習会があります。

時間があれば、体験生にもキャッチボールを基礎から伝授したいと思います。

ご興味のある方はぜひお越しください。


bottom of page