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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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「チームに求めるもの」は人それぞれ

  • 9 時間前
  • 読了時間: 3分

早いもので来年度の新入生の体験参加が始まりました。

うちはいつから募集ということもなく、いつ来て頂いても構いません。いつでも歓迎しますが、参加してくれた選手たちはとても意欲的に体験練習に臨んでくれました。 2年前、このチームを創設した時に当時の選手たちに言いました。


「良いチームを選ぶのではなく、『自分たちの力で良いチームを創る』という意志を持ってチーム活動に取り組んで欲しい」


その選手たちは今年の3月に卒団しましたが、在籍中は本当によくやってくれました。今よりも何もない状況の中でも不満を言わず、あるものを最大限活かしながら、目の前のことに対して本気で取り組んでくれました。その意志は現在の2、3年生にも受け継がれ、みんな「チームの一員として仲間に貢献する」姿勢で協力し合いながら物事に取り組んでくれています。そして現在はそれが1年生にも浸透しつつあります。

以前に他チームに移籍した選手がいましたが、その時私は慰留しませんでした。結果としてチームを去る選手が出たことは私の不徳の致すところですが、我々が用意できるものにも限界はありますし、万人の要望に応えることは不可能です。「自分自身の成長のためにより良い環境を求めて渡り歩く」「仲間と一緒に成長するためにより良い環境を自らの手で創っていく」この両者は住む世界が違うのです。苦労なく早く結果が欲しければより良い環境を選ぶでしょうし、苦労を含めた結果を掴む過程を重視するなら、少し回り道をしてもより有益な経験を積める方を選ぶでしょう。 野球は「上手くいかないこと」がたくさんあります。

思い通りの結果が出ない時に、言い訳したり仲間を非難しても結果は何も変わりません。そんなことをする時間があれば、自分の努力で少しでも状況を変えることに注力した方が生産的です。仲間が打てないことを批判する選手は仲間から陰で「あいつ打ったらまた偉そうに自慢されるから打たないで欲しいなぁ」と思われますし、チームの状況に関わらず自分の役割を果たすことに集中している選手には「あいつに回せばなんとかしてくれる」という他者からの信頼を集める選手に成長します。 元ヤクルトの古田敦也氏は現役時代、登板経験の浅い若手投手に対して「ストライクゾーンにさえ投げてくれたらあとは俺が何とかするから」という声をかけたという話を聞いたことがあります。たとえ投手の投げミスがあっても、打者が手を出す可能性のあるストライクゾーンにさえ投球がくれば「打者を抑えるのは捕手の仕事」というプロの捕手としてのプロフェッショナリズムを感じる言葉ですね。自らの責任と向き合い続けたからこそ出てくる言葉だと思います。

今年も「自分の力でこのチームを勝たせたい」「このチームで努力して、自分の力で変わりたい」と意気込みを持った選手の挑戦を楽しみにしています。


 
 
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