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東横ポニーBayWinds監督・廣川のBlog

中学硬式野球の現場から見た少年野球に対する指導者の想いを綴っています。
​東横ポニーBayWindsは東京・横浜・川崎を中心として活動する中学硬式野球チームです。

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「長所を伸ばす」よりも大事なこと

  • 22 分前
  • 読了時間: 2分

以前にも書いたことがありますが、選手を指導する際に短所にばかり目を向けてガミガミと叱るばかりでは選手はモチベーションを下げてしまったり、「失敗しないこと」にばかり気を取られて萎縮してプレーし続けることになります。じゃぁ「短所には目を瞑って長所を褒めて伸ばそう」となりますが、そうとばかりは言ってられません。


野球は「競技」です。相手がいます。

相手に勝つためには「特技を駆使して勝ち切る」という場合もあれば、「相手の弱点を突いて打ち負かす」という方法もあります。理論上はどちらもあるのですが、野球は競技時間が長いために長所だけで勝ち切るのは難しいです。相手との実力が拮抗していれば尚更です。


人は少なからず苦手なことを回避しようとする傾向があります。

私もやりたくない仕事に取り組む時には躊躇する時もあります。


野球の世界はどうでしょう?

苦手なことに率先して取り組んでいる選手はどれくらいいるでしょうか?


私は野球は「投げる」「捕る」「打つ」「走る」全てに楽しさがあると思いますし、全てに勝利の鍵となる要素が含まれていると思います。例え打撃が得意でも、守備が苦手だと「攻撃の時間が楽しくない」となり、得意の打撃が不振になると「野球が楽しくない」になってしまいます。そして、野球は相手のレベルが上がれば上がるほど、実力が拮抗すればするほど、相手は自チームの弱点を探し出し、そこを突いてきます。例え凄い球を投げる投手であっても、クイックが下手だったら相手はどんどん走ってきますし、フィルディングが苦手な投手はバント攻めされて攻略されます。そして走者を背負い続けることで集中力を欠いて、得意のストレートを痛打されて更に自信を失うこともあります。


好きなことだけやっていると、それが行き詰まった時に野球自体が嫌いになります。


私は選手に「君たちが本当に野球が好きならば、好きな野球に『苦手』を作らないこと」と言います。

苦手を克服する過程は、時には苦しいものとなります。

しかし、苦手を克服する過程で「発見」もあったり、苦手を克服できた時には「喜び」が生まれます。そしてこの「苦手を克服する過程」を楽しめる選手は、多くの困難を乗り越えて、長く競技生活を続けることができます。 大人が子どもにすべきことは、子どもを奈落の底に落とすことでもなければ、挫折しないように保護することでもない。躓いた時に「自らの力で立ち上がり、再び自らの足で歩み始める術」を教えることだと思います。


 
 
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