優先順位は「体→心→技」

これはうちの1年生選手の写真です。 左が1年前の体験参加の時の写真、右が今月の試合の時の写真です。 彼は投手と野手を兼任していますが、入団後も精力的に練習に取り組み、技術を磨くだけでなく体づくりにも意識高く取り組んできました。身長も伸びていますが、体重は入団当時よりも10kg増量しています。特に下半身が大きくなりましたね。現在は上級生に混じって中軸を担う選手として活躍しています。

こちらも1年生です。 彼は体格も良かったのですがちょっとオーバーウェイト気味でしたので、怪我を防ぐためにも練習と並行して減量に取り組んできました。半年間で7kgの減量に成功し、それに伴って動きにもキレが出てきました。現在は1年生の中でも主戦級の投手として活躍しています。
他にも「急激に足が速くなった選手」など、入団後に目覚ましい変化を遂げた選手はたくさんいます。
「心技体」という言葉がありますが、BayWindsでは「体→心→技」の優先順位で強化を方針としています。これは体が大きい子を優遇するという意味ではありません。
体が小さい子も小手先の技術で誤魔化すのではなく、 ①自信持って活動に参加できる体を作る ②練習をこなせる自信によって意欲的に活動に参加できる
③身体能力の向上と意欲の向上を持って技術練習に取り組む この順番で選手育成を考えています。
うちのチームのように休日だけの活動だと、中学1年生が①→②の段階に移行するのには約4ヶ月かかります。そういう意味では現在在籍している1年生は順調に育っています。
うちには学童野球のスタープレイヤーはいません。大半が「普通の選手」です。「普通の選手」が「他人よりも優れた成果」を獲得するためには努力が必要です。「楽して他人よりも高い成果」ではなく、「他人よりも努力して他人よりも高い成果を獲得すること」を目指して活動しています。選手には野球を通じて「欲しいものを獲得するためには自らの努力が必要」ということを学んで欲しいと思っています。
「野球を楽しみたい」
この言葉にはいろんな解釈があります。努力した結果、自分の体格や技術などに進化を感じた時に満足感を感じることを「楽しい」と感じる選手は「練習が楽しい」と言います。成長速度が速い選手は「上手くなるためだったら何でもやります!」という姿勢の選手が多いですが、「できるだけ楽な方法で上手くなりたい」と思っている選手は地道な努力を要する練習を「楽しくない」と言います。 これは野球に限らずですが、物事に取り組む時に効率を重視しすぎると確率の低いものを回避するようになります。仕事でもリスクばかりに着目してなかなか行動しない人は機会を逸して高い成果を挙げられません。結果が不確かなものに取り組む時に「これが正解かどうかわからない」と躊躇するか、それとも「自分の力で正解にしてみせる」と取り組むか?この姿勢の違いは成長速度や成果の獲得において大きな差が出ます。 先日ある卒団生の保護者からお話を伺いました。
この選手は強豪校に進学して日々野球に取り組んでいますが、「息子が『前のチームにいたままだったら高校で野球部に入部しても、もう辞めていたと思う』と言ってました」というお言葉を伺いました。 子どもたちに獲得して欲しいのは「自信」と「勇気」です。
「自信」と「勇気」があればこれから先の人生で起こる困難にも立ち向かっていけると思うからです。これは他人から与えられるものではなく、自らの努力で勝ち取るものです。 これから体験生の練習参加が増える季節です。
おかげさまで昨年よりも更に多くのお問い合わせを頂いていますが、はっきり言ってうちは楽しいことばかりじゃないです。「できるだけ楽な方法で上手くなりたい」という選手はうちには来ない方がいいです。うちは地道な基礎技術の反復練習も多いですし、トレーニングもハードです。移籍のために体験参加した選手の中にも前からいる選手との体力差を痛感して入団を断念した選手もいました。選手に対しても自立と主体性を求めるので「良いチームがあればそこに乗っかろうかな」という受動的な姿勢の選手は、入団してもやがて活動を続けていくことが難しくなると思います。
覚悟を持って「上手くなるためなら何でもやる!」という選手の挑戦をお待ちしています。



